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【Bucephalasシリーズ完全版】
 このアプリはBucephalas(ブケファラス)シリーズの機能制限を解除した完全版です。
 無料版のBucephalas Tabula rasaをダウンロードすれば、完全版が持つ機能を実際のライドの中で体験することができます。


【行動のオウム返しによる対話】
初期の人工知能ELIZA(イライザ)は、ユーザーの会話入力をオウム返しすることによって、自然に感じられる対話を実現しました。Bucephalas(ブケファラス)は、あなたの行動を認識し、それを言語的にオウム返しすることで、あなたとの対話を試みます。
ナビアプリであれば、アプリが「右方向」と示した後で、あなたが右方向に転進します。しかしBucephalasは逆に、あなたが右方向に転進した後で「右方向に転進」と喋ります。そのほかにも「停止しました」「移動を再開」「後退する」「満月の方向にブレイク」といった行動のオウム返しを行います。

【サイクルコンピュータとしての機能】
 Bucephalasでは設計にあたり、自転車を主な移動手段として想定しています。そのため、サイコンとしての基本的な機能も備えています。
・複数の自転車の管理:Bucephalasには複数の自転車を登録可能で、車体別に移動距離や平均時速の記録が可能です。
・移動距離による自転車部品の管理機能:「走行距離xxxキロメートル毎に交換」といった自転車部品の管理を実現するため、タイヤやブレーキシューなど特定の自転車部品専用の積算距離計を設定できます。
・現在地の標高と気圧
・移動経路(移動痕)の記録
・矩形移動痕(移動痕をグリッド状に拡大し、探索済みのエリアを要約表示する機能)
・GPSまたは気圧計による準リアルタイム勾配計
・極大勾配地点の自動記録
・アプリ起動座標を起点とした獲得標高、最大獲得標高、累積獲得標高(GPSおよび気圧計の測定値を使用して計算)
・狂いやすい電子コンパスをできるだけ使わない方向推定
・音声案内による目的地までのナビゲーション
・3Dサウンド(立体音響)で目的地の方位を提示
・気になる座標の記録(ブックマーク)機能
・狭い範囲に一定時間留まっていた場合は、そこで「何かが起きた」と想定して座標を自動記録(行動特異点(の一つ))。
・移動距離が1km増える毎にその地点を自動マーキング(移動経路上の代表点として)。
・バッテリー残量に応じたGPSの制御(全力運転、高精度モード、節電モード、飢餓モード、涅槃モード)
・実効速度(平均速度の代わりに中央値を使って計算した独自定義の速度です)
・(通常)走行速度
・(通常)最高速度
・アプリを起動してからの走行距離
・これまでの積算距離 (odo)

しかしこのアプリはサイクルコンピュータアプリでもなければナビアプリでもないのです。

【旅の中で最も困難なことは何か?】
 旅に出るというプロセス全体を眺めたとき、最も困難を感じるステップはどこでしょう?
 「それは目的地を決定することだ」という私の主張に同意できるのであれば、あなたは近所を散歩する(ポタリングする)といった場合を含めて同様の困難を感じているはずです。
 このアプリは、自然現象も、歴史も、経済活動もすべて超越した方法で2億を越える目的地を提案し、人間の脳にとって極めて高い認知的負荷を必要とする意志決定プロセス(=目的地の決定)を代行するために開発されました。

【多弁なアシスタント】
 旅をアシストするのはBucephalas(ブケファラス)と名付けられたシステム。中二病のノリでよく喋ります。

【二つの空間スケール】
 Bucephalasは、二つの異なる空間スケールで目的地を提案します。
 (1) 地球規模の旅 Unknotting Mode
緯線と経線を1/60度おきに引いたグリッドの交点をノット(結び目)と呼びます。ノットは地球全体で233,258,402箇所存在します。ノットを中心とする半径50mの円内に到達することが目的です。

 (2) 都市規模の旅 Dispelling Mode
Unknottingのグリッドを1/60にスケールダウンし、都市を隅から隅まで探索することを目的とします。また、更に詳細に探索したい場合のために、矩形移動痕と呼ばれる行動記録機能が用意されています。

【空間スケールを前提としない目的地提案手法】
 ランダムに生成される一連の座標〈ミラージュ〉を追跡し続けることが目的です。ミラージュは最初、現在地から1kmほど離れた場所に出現しますが、25m以内への接近を試みると消滅し、そこからまた1kmほど離れた場所に移動してしまいます。ミラージュの座標はランダムに生成されるため、どこに導かれることになるのか全く予想できません。
 二つのミラージュ(ファタ・モルガーナとイグニス・ファトゥース)を切り替えて使うことが出来ます(メインとサブの使い分けなど)。

【前頭前野のサイコロ】
 あらかじめ登録しておいたいくつかの項目がランダムに選び出され、アプリ起動時に表示されるだけのシンプルな仕組みです。しかし、うまく使えば、日々のポタリングや撮影活動のマンネリ化を防ぐ効果があります。例えば、所有する何台かの自転車の名前を登録しておくと、そのうち一台がアプリ起動時に表示されます。その日のポタリングの相棒がこれで決まるわけです。メインで使用するカメラレンズを登録しておくのも良いでしょう。川沿いのいつものコースを河口に向かって移動するのか、それとも遡上する方向に移動するのかを登録しておけば、その日の移動方向の指針が示されることになります。自分の脳の前頭前野を使って決断すればよさそうなものですが、意志決定をするというのは意外と労力を要する心理的作業です。そういった面倒なことはBucephalasが代行します。


【自分はどこで何を体験したのか?】
 Bucephalasは、「行動特異点」と呼ばれる特殊な行動履歴を記録しています。多くのGPSナビアプリと同じく、移動経路の記録はBucephalasも行っています。しかし、そういった記録座標の全てに意味があるわけではありません。興味・関心を持って暫し留まり、何かを体験した地点をBucephalasは「行動特異点」として記録しているのです。
記念撮影をした場所、お弁当を食べたベンチの場所、立ち寄った喫茶店。そういった場所には、行動特異点のマークが表示されます。
 また、旅の中で辿り着いた最も遠い地点、最高速度を達成した地点、急勾配を突破した地点、獲得標高が最大となった地点も行動特異点として自動記録します。

【写真撮影のアシスタントとして】
 Bucephalasには、旅先での写真撮影の支援機能として、マジックアワー推定器が搭載されています。
 マジックアワーは太陽が地平線に近い高度にある時間帯で、印象的な映像が撮影できることが知られています。
・現在地でのマジックアワー(ブルーアワーとゴールデンアワー)の開始時刻
・現在地から見た月と太陽の方角
・日の出と日の入りの方角
・航海薄明と天文薄明の開始時刻
・特定の座標・日時に太陽と月がどの方角にあるのかを計算可能

【警告】
アプリが提案する目的地には、接近が困難なものや、接近に危険が伴うものが多数含まれています。無理をしてそれらのノットに接近することはおやめください。

このアプリはバックグラウンドでもGPSを使用します。GPSの連続的な使用はiPhoneのバッテリーを急速に消耗させます。

【ヘルスケア】
当アプリは、ヘルスケアアプリから体重データの取得を試みます。取得したデータは、METs時単位で表される身体活動量を、消費カロリーに換算するために使用します。また、当アプリで記録した身体活動量をヘルスケアアプリに書き出すことも可能です。

【ウィジェット】
このアプリにはウィジェットが含まれます。アプリのマジックアワー推定器の情報を要約して示すもので、アプリを開かなくても(1) 日の出の時刻、(2)日没の時刻、(3) ブルーアワーと(4)ゴールデンアワーの開始時刻、(5) 月齢、(6)月の高度(角度)が確認できます。